有名な教会を見に行こう

ニューヨーク観光で絶対に外せないのが教会。日本ではあまり馴染みがないかもしれませんが、ニューヨークでは聖なるお祈りをする場所として、また観光地として、地元の人々の憩いの場所として、生活の中に深く根付いています。建物の美しさもさることながら、そのスケールの大きさは間違いなく一見の価値あり。一日中開放されており、比較的自由に出入り可能な教会が多いので、少しでも時間があれば立ち寄って、教会独特な荘厳な雰囲気を味わってみたいものですね。今回は、数多い教会の中でもニューヨークで有名な5つの教会を選りすぐってご紹介したいと思います。

1. St. Patrick’s Cathedral

  Midtown East

見所

セント・パトリック教会は、ネオゴシック調のローマカトリック大聖堂で、ニューヨーク市の有名な名所の一つです。アメリカおよびニューヨーク市で、ローマカトリック教の最もロッカフェラーセンターから歩いて数分と言う立地にあり、クリスマス時期には大勢の観光客で大変な賑わいを見せます。

セント・パトリック教会の大聖堂は、ネオゴシック調のカトリック大聖堂としては、北米で最大の広さを誇ります。その大聖堂の広さは圧巻で、聖堂内は素晴らしいステンドグラスで飾られています。黄金に輝く祭壇は言葉を失うほど美しく光り輝いています。

また、巨大なパイプオルガンも一見の価値ありです。セント・パトリック教会は二つのパイプオルガンを保有していますので、探してみて下さい。教会中央にある祭壇を中心に、大聖堂をぐるりと一周囲むように様々な素晴らしい彫刻が並んでいます。大聖堂のちょうど真裏の辺りには、敬虔な信者の方のみに開放されたお祈りの小さなスペースもあります。ちなみに、ここは撮影禁止ですのでご注意下さい。ちょうどミサの時間であれば、司祭様のご説法も聞くことが可能です。ミサの時間でも、聖堂内を歩き回ることができますので、ミサを小耳に聖堂内の観光をすることもできます。敬虔な信者の方もおられますので、ミサの間は話し声などの音量にはご配慮下さい。

この教会は観光客も多く、立地的にもとても便利な場所にありますので、気軽にふらっと立ち寄れる教会です。教会内もごく一部の場所を除き、写真撮影可となっています。但し、フラッシュを炊いての写真撮影は禁止になっておりますので、ご注意下さい。

また、入口付近には小さなギフトショップもあり、聖書からロザリオと言ったものから、カードや文房具などの小物まで幅広く売っています。心に残る素敵なお土産がきっと見つかると思います。


アクセス

住所: 5th Ave, New York, NY 10022

E, Mラインの5th Ave/ 53th St 駅が最寄りです。もしくはB, D, F, Mラインのロッカフェラーセンター駅からでも十分歩ける距離です。どちらの駅からも徒歩5-10分です。

2. The Cathedral Church of St. John the Divine

  Midtown East

見所

モーニングサイドと呼ばれるコロンビア大学から数ブロックの地区に位置するセント・ジョン・ザ・ディヴァイン大聖堂は、世界で5番目に大きいキリスト教米国聖公会ニューヨーク主教区の大聖堂です。

セイントジョン大聖堂は、モーニングサイドで最古の建物として有名です。ここの大聖堂はとにかくその広さが見ものです。高い屋根とく、外から見るのも圧巻ですが、中に足を踏み入れた際の感動は言葉では表現しがたいものがあります。

大聖堂内部は世界で4番目の広さを誇り、その広さ故の自然な音響効果は8秒をも超える残響時間を作り出すことを可能にしています。その音響効果の質の高さから、様々なジャンルの音楽のコンサート会場としても頻繁に使用されています。オルガン演奏会は、毎週月曜午後1時および日曜の夕方5時15分より定期的に開催されています。その他にも、地元のミュージシャンやピアニストを招いて不定期にコンサートは開かれております。セイントジョン大聖堂は、6つものオルガンが設置されており、中でもグレートオルガンと呼ばれる最も大きいオルガンは、パイプオルガンの傑作だと言われており、国宝として称えられているほどです。生で聞くオルガンの音色は迫力満点です。

また、国内選りすぐりの聖歌隊の歌声も是非聞いてみたいところ。聖歌隊の演奏は、通年朝11時と夕方の4時に披露されます。

また、この教会は、教会にしては珍しく入場料制の観光ツアーが設けられています。月 – 土 9am -5pm、日 12:30pm – 2:30pm で大人$10、学生$8、シルバー$8です。この入場料には大聖堂、展示物、庭園へのアクセスが含まれています。オルガンのリサイタルを見に行くときには、入口でその旨係の方に伝えて下さい。リサイタルは無料です。


アクセス

1047 Amsterdam Ave, New York, NY 10025

最寄り駅は1番線、Bライン、Cラインの110th st です。駅を降りたらモーニングサイドパークに向かって歩いて下さい。非常に大きい教会ですので、すぐに見つかるはずです。

3. Trinity Church

  Financial District

見所

トリニティ教会は、場所はマンハッタンの最南端のファイナンシャルディストリクトに位置するこじんまりとした教会です。全日礼拝の可能な歴史のある教区教会として有名です。ウォールストリートから目と鼻の先にあり、墓地と一体化した庭園が開放されているので、ランチの時間には庭園のベンチでのんびりとランチを楽しむニューヨーカーで賑わいます。墓地でランチを取るなど日本の感覚では考えられないですが、墓地と言っても解放感に溢れており、どちらかと言うと庭園の趣が強い場所になっています。

バッテリーパークや9/11記念博物館、ウォールストリートなど見どころ満載な地区のため、観光で近くに来られる方も多いと思います。お時間があったら少しでも立ち寄ってみられて下さい。小さいですが、とても素敵な教会です。美しいステンドグラスも見ものです。


アクセス

75 Broadway, New York, NY 10006

4, 5 ラインのWall Street駅から徒歩3分程です。もしくは、A, C, J, Z, 2, 3, 4, 5ラインのFulton Street駅からも徒歩5分ほどです。

4. The Basilica of St. Patrick’s old church

  Financial District

見所

マンハッタンはノリータ地区に位置するこの教会は、1966年に史跡に特定された歴史ある教会です。現在のセイントパトリック教会がオープンする1879年まで、ニューヨークのローマカトリック大司教区の教会としてその存在を確立していました。外観は大変シンプルですが、建物内部はとても豪華で美しい教会です。聖堂奥の祭壇を中心に彩り豊かな素晴らしい彫刻が飾られています。また、祭壇上部のステンドグラスも見所の一つです。余談ですが、この教会がゴッドファーザー3の洗礼シーンの撮影で使用されたのは有名な話ですね。

そして、ここの教会の見所は何と言ってもカタコンベ(地下墓地)ツアーです。この教会の地下には、35個の納骨堂が存在するんです。ニューヨーク広しと言えども、地下墓地が存在する教会はマンハッタンでもここだけ、アメリカ全土でも一握りしか存在しません。納骨堂が一般に開放されたのは、2017年の2月です。このツアーは、カタコンベを蝋燭片手に歩いてみようと言ういささか商業めいた感じがするツアーですが、これは2013年から始まった教会の長期に渡る修復工事にかかる莫大な費用を補うために取られた策なのです。歴史的にも非常に価値があるカタコンベツアーは必見です。

ツアーは11時、1時、3時の3回で、毎日開催されています。木、金、土には夕方5時のツアーもあります。オンラインの予約はこちらから可能です。予約なしで直接教会に行き、当日チケット購入も可能です。お値段は一人$35で、90分のガイド付きツアーです。


アクセス

263 Mulberry St, New York, NY 10012

N, Q, R, W ラインのPrince Street駅もしくは、B, D, F, M ラインのBroadway-Lafayette Street 駅が最寄りです。

どちらの駅からも徒歩3分程の距離です。

5. St. Thomas Church

  Financial District

見所

たくさんの教会が立ち並ぶマンハッタンのミッドタウンの中でも、セイントトーマス教会は真っ白な外装が優雅な、フランス式ハイゴシックスタイルの建造物の代表各と言えるでしょう。

セイントトーマス教会は、過去3度に渡り移転と建築を繰り返してきた歴史があります。先ず1823年に、最初のセイントトーマス教会がブロードウェイとハウストンストリートの交差点に誕生します。残念ながら、この教会は1851年3月2日に家事で焼失してしまいます。その後、同じ場所に教会が再建され、現在の位置に移る1870年まで2番目の教会は存在しました。1865年から1870年にかけて構築された3番目の教会は、260フィートにも及ぶ巨大な棟が目を引く建物でした。5番街に立ち並ぶ豪華な豪邸の間に存在していたことより、社会的な結婚式やお葬式の場としてよく利用されました。悲劇にも、この美しい教会は1905年に家事によって焼失してしまいます。そして、4番目にして現在の教会が建てられたのは、1911年から1916年の間です。

この教会に入ってまず目を引くのが黄金に輝く祭壇とその背後にそびえ立つ飾り壁。

また、教会の外壁の至るところに施されている美しい彫刻は有名な見所の一つです。

横には近代美術館があり、ロッカフェラーセンターにも歩いて行くことができるので、観光がてら立ち寄ってみられてはいかがでしょうか?


アクセス

1 W 53rd St, New York, NY 10019

E, M ラインの5th Avenue/ 53rd Street 駅もしくは、B, D, F, M ラインのロッカフェラーセンター駅が最寄りです。

最後に

選りすぐりの有名な教会ベスト5ご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか?教会と言う聖なる場所が市民の生活に密着しているニューヨーク。熱心なクリスチャンの方も、そうでない方も教会の荘厳な雰囲気と歴史を楽しんでいただけると思います。ニューヨークには、ここでご紹介しきれなかった素敵な教会が他にもたくさんありますので、是非ご自分のお気に入りの教会を探して見て下さい。きっと旅の素敵な思い出になると思います。